二度目の初恋

 久しぶりにブログを書く。書きたい、と思えた平成最後の夏だったから、このブログ名の通り“忘れてしまうその前に”今の気持ちを書こうと思う。

 

 2018年8月15日、Love Battle Tour@国際フォーラムに入った。俺たちとみんな=A.B.C-Z、だけのホールという空間は幸せに溢れていた。「花言葉」から始まった瞬間、現れた五人に、優しいイントロのメロディに、早くも、がんばって生きてきてよかった……と泣いてしまった。これは毎年コンサートのたびに感じることだった。去年のコンサートからの今日までの1年間の自分が全て報われたような気持ちになる。

 

 コンサートを通して感じたことがあった。それが、ここに残しておきたいと思った気持ちだ。かわいくんが変わっていたこと、そんなかわいくんがより一層素敵になっていたこと、そのことがすごく嬉しかった、ということ。

 かわいくん、雰囲気がまろやかに柔らかくなって、優しくなっていた。そのせいか、今まで以上に素直に、楽しそうに笑っているように見えたし、歌って踊っているときのかわいくんは全身から『楽しい!』の気持ちが溢れているように見えた。今までもそうだったけれど、それ以上だ。そして、パフォーマンスのとき以上に変化を感じたのはMCのときで、おしゃべりするときのかわいくんは、いい意味で肩の力が抜けていた。それがとにかくびっくりした。かわいくん、こんなに周りに甘えられるような人だったんだ……? って思った。そんなかわいくんの姿が新鮮で、でも本当に本当に嬉しかった。

 かわいくん一人が変わろう、甘えようと思い立ったとしても、それだけじゃ“人”というものは成り立たなくて、それはきっとそばにいて、受け止めてくれる、4人のおかげでもあるんだろうなって思った。預けようと思えた心と、預かってくれる相手がいたから。互いに信頼していないと、相思相愛でないと成り立たない。国際フォーラムの2階席から、MCを俯瞰で眺めながら、そんなことを考えた。ラビアンドピース……。かわいくんの立っている世界は優しい。そう感じた。

 その後、雑誌などの記事をチェックしてみると、かわいくん自身の発言でも甘えられるようになった、メンバーに頼れるようになった、ということを何度も目にして、それに対して甘えられるようになって嬉しいよ、と言ってくれるメンバーもいて、もう自分がどこの目線から見てるか分からないけれど、ちょっと泣いた。もちろん嬉しくて。自然体になった今のかわいくんのトークは今まで以上に楽しくて、面白い。見ていて、聞いていて、こちらまで楽しくて幸せになれる。それだけじゃない。いい意味で力が抜けたからこそ、何だってできるって言えちゃうの、最高で最強だなって思う。力は抜けてるけど、かわいくんの中にはかわいくんがコインロッカーなどを経て掴んだ確かな自信がある。

 ずっとかわいくんは頑張っていた。道を切り開いてきた。その手に剣も盾も両方持って、それなのに何も重くないよって顔で笑うかわいくんはかっこよかった。そして、頑張っているかわいくんは、剣を握りしめる力があまりに強いから、その手が傷ついているようにも見えた。今、かわいくんは自分を傷つけていない、と思う。優しくなったかわいくんは、多分きっと自分のことも大切に出来ているかわいくん、だと思う。それってもう、最高で最強以外の何者でもない。

 ちなみにコンサートの日の夜、わたしはこんなことを呟いていた。

今のかわいくんはすごくナチュラルで、自分を大切に出来ているからこそ相手も大切にしている、ラブアンドピースなかわいくんに見えた。自分の身も何も削ってない、削らないからとがってない。わたしはかわいくんにかわいくんのこと大切にしてほしいと願っていたからとても嬉しかった。

https://twitter.com/matsuge_kurun/status/102978463878744
http s://twitter.com/matsuge_kurun/status/1029784638787440646

 それから、8月18日19日にコインロッカー・ベイビーズの再演を観劇した。舞台に立つかわいくんの姿が、役を演じるかわいくんから感じられる熱が大好きだと改めて感じた。かわいくんの演技は、いつだって役に対して真面目で、真摯だ。だからこそどんな一瞬を切り取っても、声色ひとつ、指先の動きひとつ、その全てに意味があって、説得力がある。それから、演技しているときのかわいくんの目が本当に好きだ。力強くて、役が生きている、生命力が宿っているのをひしひしと感じる目が、たまらなく好きで、いつだって魅了される。

 何より、そんなかわいくんの演技を存分に発揮できる作品にかわいくんが立っているということ、それが本当に嬉しかった。好きな人がいる現場が好きな現場とも限らない。けれどこの舞台は、観ることが出来てよかった、出会えてよかった、と心から思える、幸せな舞台だったと思う。きっと、かわいくんにとってもそうであったと思うし、それが嬉しい。

 

 あと、これは担当のひいき目かもしれないけれど。いやいや、自信を持って言いたいんだけれど。肩の力が抜けて、自信を身に着けて、そんでもって元人見知りですと言えるようになった今のかわいくん、その内面の変化がビジュアルにもすごく出てるなって思う。かわいくん、きれいになったよね。あと甘えるようになったせいか、かわいさもより一層だよね。少クラを観ているとかわいさに震えることがある。初めてかわいくんを見た日からずっときれいだしかわいいし何よりかっこいいと思っているけれど。今、もっともっときれいになった。そして断言する、かわいくん、これからももっときれいになるでしょう……。

 

 そんなこんなで二つの現場を経て、進化していくかわいくんのこと、これからもずっと追いかけたいって思い直せた夏だった。これだからかわいくんの担当は辞められないなって思った。そんな2018年、平成最後の夏。ありがとうかわいくん。ずっととか絶対とか、永遠なんてものはないと分かっていても、それを願いたいくらい、かわいくんのことが好きだし、これからも好きでいたいと思ったし、ずっとずっとかわいくんが幸せでありますようにと祈っています。